カテゴリ: 環境のこと
一隅を照らす
本といっても絵本です。
この本の原作が作られたのは、日本ではありません。アフガニスタンです。現地の人に愛された証ですね。
中村さんは医師として現地に赴き、多くの人々を助けていました。病気の元凶が生活の中にある不衛生な水にあるとわかり、水を改善するために水路を引いてしまいました。
医師としてはもちろんプロですが、土木技師としては全くの素人からのスタートです。その強い意思と実行力はすごい、素晴らしい。
中村さんの功績は上の写真を見れば一目瞭然です。右が砂漠化していた元々の土地。左が中村さんが現地の人と一緒に作った水路と今ある緑豊かな土地です。
事故で彼の名は広く報道され知れ渡りましたが、その功績を知る人は少ないかもしれません。
なんでアフガニスタンで、なんで世界の僻地で?
その答えは「一隅を照らす」という信念にあったと言います。
誰しもが今与えられた環境の中で最善を尽くす。
世界のあちこちで、一人ひとりが。
それが自分の周りの人を幸せにする。
そして世界のあちこちで、幸せが生まれる。
アフガニスタンという遠い異国で、絵本の主人公にまでなった日本人の功績と人柄に感動しました。
チッパー機の記事
今日政府が基本方針を発表するようですが、「対応が遅い」と批判されている日本政府が具体的な措置策を公表できるのかどうか。
先週の日刊木材新聞に当社の取り扱い商品の記事と広告が載りました↓
昨年10月の日本木工機械展からPRを続けているドラムチッパーです。おかげさまで、たくさんのお問合せをいただいております。
機械展には出しませんでしたが、フィンランドのVKバーカーの紹介が記事にも載っています。”壊れない”VKバーカーは、安定の信頼感で多くのお客様から高い評価を頂いております。
今週後半からバイオマス関連の展示会が始まりますが、コロナの影響はあるのでしょうか。展示会自体は中止にはならないようです。
令和元年大晦日
バイオマス発電展
日中の気温は16度を超え春のようなポカポカ陽気です。
北海道から着てきたコートとモモヒキは速攻脱ぎ去りました。
第1回目の開催となる『バイオマス発電展』が今回の目的。
ですが、実際に来てみると併設の展示会が多い!
どれも面白そうなタイトルばかり。今のエネルギーブームを反映しています。
大震災のあと、自然エネルギーへの急速な転換が政府主導のもとに行われてきました。木材業界においてもその流れは勢いを増し続け、木質バイオマス発電所の稼働が始まっています。
以前NHKの番組で ドイツのバイオマス発電の失敗の例を取り上げていました。
ドイツでも当初は大規模発電が主流であったがことごとく失敗したという。
代わりに台頭したのが、コミュニティ単位の小規模発電。
小さな町村単位あるいはもっと小さな町内単位での発電が成功しているそうだ。
日本はまだバイオマス発電が始まったばかり。
様々な課題に直面しているが、原発が再び稼働する国にならないよう自然エネルギーの普及を応援したいと思う。
バイオマス発電展をじっくり見た後、他の展示会も見て回りました。
さあ、どこに行こうか?
全く業界が違うと世界が変わる。
仕事って多種多様だと改めて実感。
『風力発電展』個人的には面白かった。
風力発電のメンテナンスは通常高い所。その高所でのメンテナンスに関わる作業設備、安全工具、高所保険・・・などなど興味深い展示が続く。弊社でも同じようにメンテや修理を行うが、安全に対する思想が全く違う。
非常に充実した展示会でした。『環境展』という類似した展示会もありますが、今回の展示会の方が内容が濃い印象を受けました。
もうすでに来年の展示会のコマ取り合戦が始まっていました。
次回はさらに大きくなるようです。
環境展
我が家は今日が運動会。朝は土砂降りの雨で中止かと思いましたが、開会式が近づくにつれて雨も上がり、予定通り開催されホッとしました。
うちの子は 3人揃っての運動会は これで最後でした!
先週は東京の環境展に行ってきました。
木材関連機器が中心の展示会ではないのですが、他分野の面白い機械に目がいきます。
何ですか、これは?
超合金ロボの腕についてそう…
コンクリート基礎やアスファルトを破壊する重機のアタッチメントです。
木質バイオマス関連の展示も今が真っ盛りでしょうか。
数年前までは手探りで皆が模索しながら始めたバイオマス。
しかし、今はもう多くのプロジェクトが進行し、すでに工事が完了、稼働しているプラントも出てきました。
出展者もビジターも ちょっと落ち着いた 雰囲気でした。
木質バイオマス燃料プラント
(先月のスタッフブログでも紹介していたので見てください!)
工場内の搬送設備をお手伝いさせて頂き、先日試運転に立ち会いました。
まず、移動式チッパー機(上の赤い機械)でチップの原料となる”未利用材”を砕きます。
砕いたチップを場内の大型ホッパーに投入します。
チップは自動供給装置によってコンベアで運ばれ、、、
大型スクリーンでふるいにかけられ、チップと細かいダストに選別されます。
選別されたチップはチップヤードに運ばれます。
ここでは、さらにチップを乾燥して出荷します。
最近は大型のバイオマス発電所がメディアで大きく取り上げられていますね。北海道でも、紋別や江別で大型バイオマス発電所が建設中です。一方で、ここ上川のように地方自治体レベルで比較的小さな木質バイオマスの取り組みもよく見られるようになりました。
北欧でよく見る木質バイオマスの形は、どちらかというと・・・ 小さい規模で行っているバイオマス発電ですね。町村レベルで小規模のバイオマス発電もしくはボイラーを持っていて、その町の公共施設や住宅に供給する、そういう形が成功しているようです。
日本は今まさにバイオマス元年。ヨーロッパの例を参考にしながら、日本の木材事情、生活事情に則した日本らしい良いシステムが作れるといいですね。
ツールドフランス予備軍?
環境展
2013NEW環境展
ドイツの展示会に続きバイオマス関連に注目。木質だけではありません。東日本大震災に伴うがれき処理、鉄、プラ、生ごみ、地熱、大気・・・ ”環境”というタイトルのもと多種多様な業種とメーカーが出店しています。写真のような超大型機械から小型機器まで色々。製材機械・木工機械を売っているので、やはり木質系バイオマス関連に目がいってしまいます。
あるボードメーカーさんのプレゼンを聞いていました。
”リサイクルの優先順位”について。
1.リデュース
2.リユース
3.マテリアル・リサイクル
4.サーマル・リサイクル
5.適正処理
(知りませんでした、勉強不足です・・・)
3番と4番がリサイクル。どうリサイクルするかが重要。
3番のマテリアルリサイクルは、再加工して新しいものとして利用する、木質系でいえば例えばMDFやPBなどのボードに加工すること。4番のサーマルリサイクルは、燃料としてエネルギーに変換して再利用すること。
サーマルリサイクル。まさに今FIT施行もあってバイオマスは熱いですね。全国各地でバイオマス事業が始まろうとしている。「原料の取り合いになる」「原料の収集にコストがかかり合わない」など懸念事項もありますが、今まで放置されてきた低質材や林地残材を有効活用することは新たな事業を生み地方経済も活性化する。森林整備もより一層強化される。
一方の”マテリアルリサイクル”。なんでもかんでも燃やしてしまうのではなく、できる限り形として残して再利用する。人と調和して生活の中に取り込んでいく。もっともっと木を建物に使う、家具に使う、遊具に使う。それが炭素固定にも繋がっていく。
どちらのリサイクルも大事。互いにバランスを取り合いながら再利用していくこと、が大事ですね。
環境展『エコプロダクツ』
環境展『エコプロダクツ』に行ってきました。日本最大級と謳うだけあって大勢の人でごった返し!ビジネスマンだけでなく一般の来場者も多く、小学生から中学生まで子供達もいっぱい来ていました。子供向けの実演展示や体験コーナーがたくさんあり記念品も子供向けのものが多く、将来を担う子供達へ情報発信していこうという意欲が窺えました。初めて訪れた展示会でしたが、商売のための展示というよりは各企業の環境への取組みを知ったり、次世代の新製品を見て触れてみたり、環境を身近にするための基本的な勉強会を開いていたりと、興味深い展示会でした。やはり大震災後の展示会ということもありバイオマスエネルギー関連には特に力が入ってましたね。
木材に対する環境への取り組みを展示するブースも数多くありました。国産材使用を促進する動きから、不法伐採を訴える動きなどテーマは多様です。写真の展示物は、全て”フェアウッド”で作られた木材、森林からの出所が明確になっている木材で作られた展示物です。展示方法が面白く芸術的だったので中に入ってみました。一つ一つの木にメッセージが書き込まれており、どこの木でどの様に使われているかがわかるようになっています。
木材ではありませんが、タイヤメーカーが次世代製品として、擦り減ってしまった夏タイヤにスタッドレスタイヤのシートを巻きつけるという試みを発表していました。面白い!ぜひ実用化して欲しいですね。
今、旭川に向けて帰っている途中ですが、羽田で1時間半飛行機を待ち、千歳空港で汽車を待つこと更に2時間待ちの状態です。岩見沢が大雪らしい。いつ帰れるのだろう・・・