毎日雨続きのイングランドに来ました。

日本で今話題のLCCはイングランドでは当たり前の様に飛び回ってます。ロンドンのStansted空港にはLCCのキャリアばかり集まっています。フライトの変更ができないとか、座席が狭いとかクレームをつければ限がないですが、安けりゃいい!どうせ寝るだけだ!という人には最適ですね。今回はイギリス~北アイルランド間の往復に使いました。
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北アイルランドに製材工場?!なかなか木材と結びつかない国ですが、森林があるところに製材所はもちろんあります。
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見学した製材工場はヨーロッパでは小規模ですが、原木で年間3万5千立方、一日150立方平均の生産量です。年間の稼働日数を日本ではおおよそ260日で計算しますが、ここでは220日です。日本人は本当に良く働きますね。この工場の主製品は、フェンスや杭です。

ライン構成は、帯鋸の本機が一台、次に丸鋸のギャングが一台。あとはソーターブースと積込装置だけ。シンプルで合理的な工場です。工場内の作業員は5名ほど。

ここのギャングはエジャーも兼ねていて、耳付の側板が来た時にはオプティマイザー機能の付いた耳すりに、200㎜までの厚い主材が来たときにはギャングにと、器用に1台2役の働きをしてくれます。さらにチップキャンター付です。

工場のオーナーさんに話を聞きました。「大量生産工場には量では勝てないが、お客さんの少量の注文にも即座に応える生産体制を作ることで、他の工場との差別化を図っている。」顧客も大手ではないようですが、古くからの良いお客さんを大事にし続けているようでした。家族経営の製材所ですが、オーナーの目が隅々まで行き届いたコンパクトで合理的な工場でした。