北の木工機械屋さん

北海道から世界を駆けるコーエキ社長のブログ  仕事のことからプライベートまで何でも記録しよう!

2013年12月

今年も一年間 私のブログにお付き合い頂き、ありがとうございました!
画像1

今年の締めは、旭川を一望しながらスキー!


2013年 コーエキにとって充実した中身の濃い一年となりました。

多くのお客さまから ご指導いただきながら、たくさんのことを学びながら、仕事させて頂きました。ありがとうございました!

毎日現場仕事の中、工事や修理に真摯に取り組んでくれたコーエキスタッフ感謝です!

今年も大きな事故やケガもなく 終わることができました。

コーエキは、来年も 大きく飛躍する年にすることを 誓います!

みなさま、よいお年をお迎えください!

"aurorazai"

今回お邪魔したフィンランドの製材工場の製品ブランド名です。日本風にアルファベット読みしてみましょう。日本語なんです。 ”オーロラ材”。 この業界の方ならご存知の方も多いはず。おそらく北欧で一番集成材ラミナを日本に輸出している会社です。

国産材の利用、円安の影響で厳しい状況のはずの外材ですが、営業の方にお話を伺うと、積極営業の姿勢を変えていません。「ダグラスファーがエコポイントに入った!」と、私も知らない日本の最新情報を教えてくれました。

そんなオーロラ材を乾燥しているのが、ヘイノラ社乾燥機です!
DSC03088


















実は今年からヘイノラ社、乾燥機を発売開始ました。

乾燥機への投入部、乾燥機本体、搬出部の3棟に建物が分かれています。 全長でなんと104mの長さがあります! 乾燥機本体だけで、34m。 製材工場で乾燥用に桟積みされるのですが、一梱包が約14m3。12梱包を一度に乾燥する能力がありますので、全体で168m3を乾燥可能です。 年間に40000m3を乾燥できます。
DSC03097














上の写真は乾燥機から出てきた搬出部の建物です。大きなフィンランド人が小さく見えますね。 投入、乾燥、搬出までオートメーションシステムで制御されています。
DSC03103












含水率12~13%にしっかり品質管理されていました。

こんな巨大な乾燥機は日本では需要がないかもしれません。ただ、”外材”で攻勢をかけてくるヨーロッパの木材会社の設備というものはどういうものか、知っておくべきでしょう。

12月のフィンランド。一年の中で最も日照時間が短い時期。いつも真っ暗で気分も滅入る。。。 ただ、私が訪れた日は超快晴!(日頃の行いが良いからでしょう・・・)

製材工場に隣接する大きなボイラー施設は、実はこの町が所有しているもの。この町に住む住民の家や各公共施設に至るまで、このボイラーで暖房を賄っています。北欧にはこの様に、小さな町でも町有のボイラーが必ずと言っていいほど存在しています。そしてその多くは、木質燃料を熱源としています。
DSC03015





















今日ご紹介する機械は、ヘイノラ社のエジャー(耳すり機)です。これまでのヘイノラ社のエジャーは、毎分350mの高速製材を可能にし、およそ毎分30枚の板を耳すりすることができました。
DSC03058














この夏に新発売されたエジャーは、なんと毎分45枚の製材を処理することができます! およそ1.3秒に一枚の処理能力ですから驚きのスピード感です。 しかも、オペレーターさん不要。ノーマンです。 その秘訣は・・・スキャナー上下に搭載したので、従来のように板をひっくり返す必要がありません。
DSC03055
















ヘイノラエジャーのもう一つの大きな特徴は、スキューソーイング(斜め挽き)。従来のスキューソーイングにプラスして、挽き肌向上のために、エジャー本体の向きを板の方向に合わせて製材します。つまり本体が微妙に左右に動きます・・・
DSC03059












よくわからん!と言う方はドシドシお問合せください・・・

ノルウェースウェーデンの国境沿いにある製材工場にお邪魔しました。

ノルウェー
に降り立つのは初めて!です。オスロ空港に到着してまず目にしたのは、巨大な免税店。どこにあるかわかりますか?到着ロビーに出る直前の荷物受取所。自然と多くの人々が免税店に流れていきます。ノルウェーは、”最も税金が高い国”。ギネスブックにも載ったことがあるとか。”家に帰る前に免税店でショッピング”がノルウェーでは常識のようです。
53













今回お邪魔した製材工場の機械設備は20年以上経っており、一部機械更新がこの夏に行われました。当社が日本で販売しているヘイノラ社の製材ラインです。写真の家は製材工場の事務所です。北欧っぽいですね。
17














今回の機械更新で『カーブソーイング』システムを製材ラインに取り入れています。丸太はどうしても曲がっているもの。その曲りにならって製材するシステムです。日本の製材工場でもツインテーブルで、人の手によって曲りに沿って製材しているところもありますが、ヘイノラ社は自動ラインで曲りを製材してしまいます。
DSC02809



















まずスキャナーで曲りを測定し、チップキャンターロータリーギャングの順でタイコ材を投入します。機械の前後のローラーで絶妙に曲りに沿って丸太を進めていきます。出てきた製材、曲がっているのがわかりますか
DSC02876




















カーブソーイングのテクノロジーは日々向上し、精度も上がってきました。

ノルウェーはオイル産出国。豊かな福祉国家を支える大事な産業です。オスロ空港は、そんな豊かさを象徴するように、贅沢な空間に、ふんだんに木材を使っています。
34

世界文化遺産、姫路城行ってきました。私は2回目です。

姫路城に近づいていくと・・・変な箱に覆われていて、壁に絵が描かれている・・・どうなってる??
24

















ところで、来年のNHKの大河ドラマ知っていますか? ここ播州姫路生まれの”黒田官兵衛”が主役。織田、豊臣家に仕えた軍師だそう。そんな大河ドラマ人気にあやかって、姫路城周辺は黒田官兵衛一色になっています。

ドラマの撮影か?!と思ったら、一般人の結婚式
カメラを向けると優雅に手を振って頂きました・・・官兵衛になりきっとる・・・
52













姫路城は、大天守大改装中でした。平成21年から5年の計画で修理中で、現時点ではほぼ中の改修は終わっているようでした。そんなわけで、普段であれば、息をつきながら急階段をひたすら登ることになる訳ですが、今回はエレベーターでヒュッと上がりました。
35














ただ、城内部には入場することができず、天守閣を外から間近で見ることになりました。 屋根を間近で見る機会なんてそうそうありませんから、貴重な体験になりました。
21



















屋根と壁を大改修しました。一部構造材の補強もあったようです。 姫路城は、天空の白鷺と呼ばれるように、漆喰壁が美しいことで有名。この改修工事で、真っ白な壁が復活しました。確かに美しいですね。

現代の修理ですから、クレーン、エレベーター、重機等使用して最新機器で楽に工事できますが、このお城が建てられた400年前を想像すると、本当に大変な工事だったろうと思います。

来年の桜が綺麗な頃にはお披露目されるようですから、来年また見に来たいですね!

ピアノの部材を製造しているお客さんの工場で、今月より集塵装置の大工事中です!
58



















楽器には多くの木材が使われていますよね。この工場では特に、ピアノの響板や鍵盤などの部材を加工しています。国内シェアはもとより、海外におけるシェアも高いそうです。北海道に木材加工の優良企業があることを道民として誇りに思います!

大型バグフィルター2台、オガコサイロを新設。さらに旧集塵設備との切り替え作業を行います。
43


















それにしても・・・工場周辺には、たくさんの電線、ボイラー配管、ダクト配管などが入り組んで張り巡らされ、工事も危険を伴います。特に高圧電線には要注意!しかも高所作業を伴います。

そんな工事の担当は、高所が大嫌いなパンダ課長。迷彩服に安全帯を巻いて奮闘中!協力業者さんと一体となって工事進行中です。

北海道の外での作業、大雪が降らないことだけを祈りますが・・・今晩から雪模様のようです。安全作業でお願いします!

今朝道新(北海道新聞)ご覧になりましたか?!

19
















旭川で開かれた被災地支援音楽コンサート。(私は行けませんでしたが・・・)

檀上中央をよ~く見てみると・・・当社の会長と顧問が仲良く並んでいます! (コーエキも協賛!)

震災から3年以上たった今も、被災地で必死に復興に取り組んでいる人たちが大勢います。震災の直後にも多くのコンサートが開かれ、人々の心の安らぎとなり、心を揺さぶったのは、音楽でした。

このコンサートではピアノを贈りました。素敵なことですね!

このページのトップヘ