北の木工機械屋さん

北海道から世界を駆けるコーエキ社長のブログ  仕事のことからプライベートまで何でも記録しよう!

2012年04月

木材加工工場の主役は、もちろん木材を切削したり成形したりする加工機械です。木材をジャンジャン切りまくるその雄姿は、まさに工場の花形俳優です

一方で、地味ながらもコツコツと仕事をこなす工場に必要不可欠な機械もあります。集塵装置、搬送機械、乾燥機、ボイラー、エアー設備、電気設備などはその最たるものでしょう。まさに名脇役
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先日、道北のプレカット工場にバグフィルター集塵機を設置させて頂きました。従来のファン式集塵機よりも、静かでキレイで、エコでパワーがある (欠点が見当たりません!)

さらに、冬が厳しい北海道では、暖かい空気を工場に戻してくれるので工場内があったかくなる。信頼性が高く故障の心配もありません!

小型のバグフィルター集塵機もあります。(道東のプレカット工場で只今取付け工事中!)
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既存の工場に機械を一台、二台と増設した時にこの小型集塵機が活躍します。

そして今回はちょっとした新製品を導入させて頂きました 昨年の名古屋木機展で初登場したその商品とは・・・!!!
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このバケツ?!というかドラム?!私も正確な名称を把握していませんが・・・これが便利なんです 既設の集塵機を使って何とか間に合わせたい、でもちょっと集塵能力が足りない・・・とお困りの工場様にこの方法をぜひぜひおススメします

今日の旭川は初夏のように暖かく、日中は20度を超えました

外国から大きな木箱で機械部品が届きました
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GW中に工事で使用する大事な部品です。それにしても外国製の部品はゴツイ何の部品でしょう??どの機械に使用する部品でしょう??それがわかったら、かなりの製材機械マニアですGWに完成したら写真をアップします!

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それともう一つ。GW直前で完成間近の搬送装置です。まだ塗装前なので鋼材色むき出しでゴツゴツして見えますが、納品する時にはもちろんキレイに塗装仕上げします。製材機械は何十年も使用するので今回使用する鋼材も、機械の構造も頑丈に設計されています。

お客様には安心して使って頂きたい!いつもそう願っております

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旭川に帰ってきました飛行機から眺める大雪山連峰はまだ雪に覆われ美しかったイタリアを発つ時に眺めたアルプスに引けを取りません!

イタリア視察に同行させて頂いたY氏から深い一言を頂き勇気づけられました。「新しい機械を導入することは、同時に考え方が変わること」だと。ここ数年ちょっと元気のない旭川の木材業界、家具業界。おのずと設備投資も少なくなってきて、我々機械を販売する側も消極的な販売になりがちでした。

新しい機械を導入するということは、今まで使ってきた機械との単純な入れ替えではありません。先端技術を装備した機械を一台取り入れることで、周辺との機械の連携、作業の効率性など複合的な変化を生むことがあります。この変化する力が更なる力を持ってお客様の製品がより良いものになってもらえれば、機械屋としてことれほど嬉しいことはありません。

no title
ミラノの最後の晩餐はピザでした。この1週間何を食べても美味しかった最後にトライしたのは『ビスマルク』ピザ。いつもシンプルで女性的な『マルゲリータ』ピザを食べますが、この男性的なピザは半熟卵が2個ものっていて、パワーもらいました


リミニの展示会場です。構造材に大断面集成材を使った天井の高い立派な建物です。

展示会二日目ですが週末ということもあり大盛況です!地方都市の展示会なのでビジターのほとんどはイタリア人です。その他中国人、ロシア人も見かけました。

展示会の印象としては、地域色の強いイタリアのメーカーのための、しかもイタリア二大メーカーのために開催されている感じです。木工機械はドイツが一番強いイメージがありますが、イタリアの機械も性能性、機能性、頑丈性どれもとっても引けをとりません!

外国製は…壊れやすいとか、メンテナンスが心配だとか意見をよく頂きますが、今のヨーロッパの機械は信頼性があります。しかも生産性能が高く、機能的に合理的に作られています。

国産機でも外国製でも、アフターサービスはコーエキにお任せ下さい!

アドリア海に面するリミニという町に来ました。
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白い砂浜にリゾートホテルが整然と立ち並ぶ、まさに一大リゾート地です。遊びに来た訳ではありません・・・ここでイタリア最大級の木工機械の展示会『テクノドモス』が開催されています。

リミニにはイタリア最大の木工機械メーカー『SCM』、『BIESSE』の本拠地があります。今回私も工場内を見学させて頂きましたが、木工機械がコンベア上に並び、まるで自動車の生産ラインのようです。日本の木工機械メーカーとは残念ながら比べ物にならない規模です。
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日本の機械メーカーとの大きな違いは、イタリアのメーカーは生産の9割以上を輸出に依存していることでしょう。日本メーカーは生産のほとんどを国内に頼ってきたため、国内の景気に大きく左右され木工機械業界は縮小傾向の一途を辿っています。

もう一つの違いは、ヨーロッパの機械メーカーは吸収合併を繰り返し企業が巨大化していることだと思います。今回もとある有名な椅子加工用CNCワークセンターの製造メーカーが巨大メーカーに吸収されていました。

展示会の内容はまた次回!




今日からイタリアです。家具の本場、ファッションやインテリアの本場のイタリアは、優れた木工機械の産地でもあります。

今回は当社が代理店をしているPADE社の案内で、イタリアの家具工場を見学し最新鋭機を視察しました。
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訪問先はウッディーネ(UDINE)地方の家具加工工場です。イタリアの家具製造は”分業化”が進んでいます。日本の家具工場だと木取りから加工、仕上げに至るまで一つの工場で完結してしまうのが普通です。

しかしイタリアでは小規模の工場が分散していて、それぞれ木取り専門、加工専門、仕上げ専門、組立専門などと専門分野に分かれて工場が運営されています。今回見学した工場も小規模人数ですが、最新のCNCワークセンターを数台持ち部品加工に徹しています。

専門を生かした各工場の連鎖で一つの家具が生まれるという発想でしょうか。日本の考え方とは全く違います。イタリアの考え方は非常に合理的であらゆる経済状況の変化にも対応できるようです。

CNC機は日本では大規模な家具工場で使用されるイメージが強いですが、ここイタリアでは小規模の家族経営の工場に最新のCNCが導入されていて驚くことがあります。

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明日の訪問地への移動の途中で、ヴェネチアに立寄りました。神秘的で不思議な街です。

成田空港で爆弾テロ?!事件です

日本を発つ前に和食を食べようとレストランに入っていると・・・何やら外が騒がしくなっていました。外に出てみると、物々しい装備をした警察官でいっぱいです。シッピングカートに載っているキャリーバッグに爆弾が入っている模様
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『KEEP OUT』の黄色いテープが張り巡らされ、大きな犬も応援に駆け付け、盾を持った爆弾処理班の警官がショッピングカートの前で大声で確認を繰り返します。映画みたいです

「異常なし!!!」警官の掛け声と共に人々は去っていきました。ホッ

それにしても、爆弾処理にしては緊張感がないような。。。ここで本当に爆発したら自分を含め周りのみんな吹っ飛ぶよね

飛行機は遅れることなく出発できました。行ってきまーす

4月は何か新しいことを始めよう!そう思う人は多いはず。その中でも定番は、NHKの語学講座

私の場合、小学生の時にラジオ講座『基礎英語』を聞いたのが始まりです。しかし、まともに1年間やり遂げたことはなく、何度となく挑戦と挫折を繰り返してきました
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今年も何かやろうと本屋さんに行くと、魅力的な表紙の数々手に取ったのはこの3冊。

テレビ講座『中国語』(いつか行きたいから・・・)
テレビ講座『イタリア語』(もうすぐ行くから・・・)
テレビ講座『源氏物語』(美しく危険な・・・)

でも、4月も半ばだというのにまだ一回も観ていない!もう挫折か

4月は桜咲く(旭川は大雪ですが・・・)季節、我が家も入学ラッシュです。

次女が小学校に上がり、母が女子大生・・・(詳しくはコーエキのアイドルパンダ!コーエキスタッフのブログをご覧あれ!) 

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おじいちゃん、おばあちゃんから学習机を買ってもらいました。こだわりの家具はやっぱり旭川家具です!東川の家具屋さんの製品で、北海道産のタモ材を使用しています。量販店の学習机とは全く違います!職人さんの手で丹念に仕上げられた家具には、人の優しさと木の温もりが伝わってきます。

私も小学一年生の時、今は亡き祖父に学習机を買ってもらいました。当時、祖父は旭川で家具屋さんを経営しており、数ある学習机の中から一番高級で重厚な机をプレゼントしてもらいました。小さい頃に亡くなった祖父の思い出は少ないのですが、この机が祖父からの大切な形見になりました。

それにしても、今のランドセルはカラフルです!デパートに行くと、二十数種類の色とりどりのランドセルが並んでいます。娘が選んだこだわりのランドセルは水色にピンクのスティッチが入っています。小学校に通い始めた娘は本当に楽しそうです!

旭岳麓にある勇駒荘に行ってきました。旭川から車で45分。旭岳はまだすっぽり雪に包まれています。
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ここの食事が美味しかった!

「トマトの白ワイン煮」から始まり、「アワビ塩窯」、「ビーフシチュー」、写真にある「とろとろ豆腐鍋」。どの料理も、見て美味しい食べて美味しい、心のこもった品々でした。料理長は赤坂の料亭で働いていたそうです。これはおススメです。

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