北の木工機械屋さん

北海道から世界を駆けるコーエキ社長のブログ  仕事のことからプライベートまで何でも記録しよう!

2011年11月

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11月23日、24日と業界団体の総会が開催されました。今回は広島です(ちなみに前回の例会は旭川開催でした)。名古屋展直後の会合ということもあり、話題の中心は展示会の反省や今後についてです。会員のほとんどは出展者ですが、当社は未だ展示会には出展したことがありません。いつかは名古屋展出展!と心の奥底では思ってますが。
今回の会合は地元広島の機械屋さんの計らいで、宿から研修までお世話になりました(ありがとうございました!)。宿泊と懇親会は宮島を対岸に望む”石亭”です。半年前から予約しないと部屋が取れないほどの人気の高級旅館です。宿の雰囲気、食事、お部屋の造りと何をとっても最高級でしたが、私が感動したのは宿のあちこちに見られる”気づかい”です。宿泊客を楽しませる、心を和ませる、思わず顔をほころばせる、そんな気づかいが至る所に転がっている素敵な旅館でした。私共の仕事にも共通する一番大事なものです。そして、日本人が誇りに思うべき習慣だとも思います。
日本三景の一つ宮島に行きました。私にとっては三景初体験です。世界各地の世界遺産などにはよく足を運びますが、実は日本の景勝地にはあまり行ったことがありません。改めて日本の伝統、文化、建築に感動しました。
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岩国の錦帯橋も歩いてきました。木造建築の五連の反り橋はこれまた日本三名橋の一つ。何百年の歴史の中で何度か水害で破壊されその度に修復を重ねているそうですが、この木造建築技術は今の日本にも伝承されているそうです。平成に入ってからも架け替えを行っています。改めて日本の木造技術の高さ、日本建築の美しさや逞しさを感じた研修でした。

四国に行ってきました。地元の機械屋さんに案内して頂いて、最近話題の最新製材機械を見学してきました。

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欧米では主流になっていますが、チップキャンター+プロファイラーの国産機です。しかもチップキャンターは左右上下の4面キャンター!です。自動芯出し、3Dスキャナーにシャープチェーン送材と先進的機能が盛り沢山。製材機械では日本は欧米に後れを取っていますが、日本のメーカーには積極的に研究開発をして高性能の機械を作って欲しいですね。1号機のようですので今後の更なる改良開発に期待したいです。

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原木を投入して・・・機械から出てくると、柱角一本と上下左右に側板が一枚ずつ一度に製材されて出てきます。

朝起きると道路が雪一面真っ白でした。北海道はこれから毎日雪との戦いが始まります。この時期、車の事故が多くなるので皆さんも車の運転には十分注意を。当社でも毎冬、車の事故があります。安全運転を!
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旭川駅も雪に包まれてました。今月末全面オープンするそうですが、まだ工事中の模様。間に合うのでしょうか?今日も新しい旭川駅から出張に行ってきます。
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神戸空港に到着した途端、晩秋のほんのりとした暖かさに思わずじわっと汗が出ます。ユーザー様工場から瀬戸内海を望みます。思わず仕事を忘れて散歩したくなります・・・

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2年に一度開催の我が業界一大イベントの木工機械展が今回も盛況のうちに閉幕しました。規模(大きさ)は”昔”ほどはもちろんないですが、前回より若干大きくなった感じでしょうか。さらに加えて”華やか”な雰囲気が館内を包んでいた印象を持ちました。各メーカーさんの展示の仕方が洗練されてきたのと同時に、やはり今年は機械台数が多かった。機械展ですから稼働している機械が見たい!と思って足を運ぶのがお客さんというもの。今回はその期待に応えられたのではないかと思います。輸入機械ではホマッグが機械の台数、CAD展示など例年通りの存在感でした。製材機械では唯一原木を挽いた菊川鉄工所。機械の良し悪しは意見の分かれるところですが、効率よく低価格でエコに製材しようという考え方は評価すべきでしょう。井上電設も”エコ”な集塵機を提案し、ブリケットマシンやペレット圧縮機の周辺設備を展示していました。太平製作所の”積込装置”の積み込み方も面白かったですね。輸入機は相変わらず数は増えて更に洗練されていましたが、国産機械には日本独特な工夫が施されていて使い勝手の良さそうな機械も見受けられました。
今回の展示会の入場者数も少ないとは思いますが、少ない中でも来場されているユーザーさんは”本気”に機械を探しに来ている大事なお客様です。北海道からも毎日お客様が会場に足を運んでくださいました。展示会後様々な意見交換が行われるはずですが、はやり日本になくてはならない展示会です。

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