オミクロン株の出現により、日本の水際対策が一転、極端な対策強化に走りました。

一方、私の隔離生活は終焉を迎えました。

帰国後10日目の自主待機の前日、入国者健康確認センターよりメッセージがありました。

FullSizeRender

10日目にPCR検査を受けて陰性証明書を提示すれば、14日間の待機期間が10日間に短縮されるというもの。検査費用はもちろん自費です。

ちなみに、PCR検査費用というのは保険適用外で高額です。かつて旭川で受けた時は、27000円。日本出国前に上野の雑居ビル(⁉︎)で受けた時は、英文証明書込みで25000円。今回10日目に受けた成田空港のPCR検査は、なんと30000円!ちなみにイタリアでは、90ユーロ(130円換算で11700円)、良心的なお値段でした。

10日目の朝検査を受けて、夕方陰性の証明書をいただきました。

早速“MySOS“のアプリで申請手続きをします。アプリの指示に従い、陰性証明書を写メして添付して完了です。

数時間後アプリから隔離期間終了のお知らせが来ました。

FullSizeRender

晴れて隔離生活から解放されました!

初めての自主待機生活、もう二度とすることはないと願いながら、貴重な体験になりました。そして、今後外国のお客様を迎えるにあたっても、自ら体験しておくことは大事なことだと思っていました。

日本の水際対策に関しても、他国と比較することができました。「岸田さんは前政権と比べて、判断が迅速だ」「日本の水際対策を高く評価する」という意見がありますが、私は極端な“鎖国政策”には反対です。

日本の国籍を持っていてもいなくても、まずは入国は認めるべき。その上で、入国前の滞在履歴から感染レベルを判断し、さらに本人の健康状態を客観的に診断した上で、隔離や待機なりの期間の条件を設けるべきだと私は考えます。

今の日本は他国との貿易の上に成り立っています。自給自足で自立して経済が成り立つ国ではありません。今一度世界の中の日本の立場を考えるべきだと思います。

それにしても… ようやく解放されて、アプリから毎日数回来る”監視の目“がなくなってホッとしました。普通の生活に戻ります!

*現在のところ10日間の待機期間短縮はなくなり14日間に戻りました。
*もし今イタリアから帰ってきたら、6日間政府指定機関での待機+8日間の自主待機になるそうです。あぶなかった…