北の木工機械屋さん

北海道から世界を駆けるコーエキ社長のブログ  仕事のことからプライベートまで何でも記録しよう!

カテゴリ: 木のこと

当社の記事が日刊木材新聞で取り上げられたので紹介します。

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丸太のスキャナーです。

丸太の形状やサイズを計測する3Dスキャンの機能はもちろんのこと、X線で丸太の内部の様子まで認識します。

丸太の内部の節や腐れ、バークの厚み、年輪まで木材を丸裸にしちゃいます。

丸太の中身を製材する前に判別できるので、等級別に選木することが可能ですよね。歩留まりが格段に向上します。

投資効果が高いので、北欧の製材工場では古いスキャナーから今のX線スキャナーにどんどん変わっているそうです。

当社の新しい取扱い商品です。
興味があればお問い合わせください!

富良野で据付工事はじまりました。

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毎日とめどなく降り続ける雪との戦いです。まだ建屋の建設工事も続く中、機械の組み立て、搬入、設置が進められています。

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大型機械が並び始めました。

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コンパクトに効率的にチップを搬送するスパイラルコンベア↑

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とにかく雪が多くて、外に養生してある機械が雪に埋もれてしまいどこにあるかわからなくなってきました。

過酷な環境下での据付工事、黙々と作業を進めるコーエキスタッフと協力業者さんには感謝しかありません。

ご安全に!

地元北海道のテレビ番組にお客様の工場が取り上げられました。

杉村太蔵さん(旭川出身!)の番組です。知っていますか?『けいナビ』。TVH(テレビ北海道)、毎週土曜日の朝11時半から30分の番組です。

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テーマは…
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「円安で進む北海道回帰」
番組で紹介されたのは、釧路のパプリカ、セコマのポテト、そして道産のトドマツ‼︎

弊社で導入させていただいた設備は、集成材を作るためのクロスカット、フィンガーライン、モルダーです。それぞれの機械を接続する搬送装置は自動化の工夫がされています。

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フィンガーライン↑ (あ、私たちも映ってる…)
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モルダー↑

ウッドショック、ロシア侵攻など様々な要因が国産材回帰の後押しをしています。
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テレビはまとめるのが上手ですね。
わかりやすい。

まだYouTubeにもアップされているので、ぜひ見てみてください!https://www.youtube.com/watch?v=_pNoJ9271LU&t=607s

今、北海道の木材産業が熱い‼︎

業界団体の会合が沖縄で開催されました。

沖縄、あったかい!

ダウンジャケットとヒートテックを脱ぎ捨てて、半袖に。地元の人はサンダルに短パンの人もいました。

講演会で『Kiinovator』というソフトを勉強しました。石垣島の木工所さんが開発した、家具製造の工程の全てを“見える化”するソフトです。見積りから受注、資材発注、納期、工程進捗管理、納品、工事進捗… 仕事の流れを管理できます。会社の管理部門が“管理”するためのものですが、一方で全ての従業員が仕事を効率的に無駄なくスムーズに遂行するための、どちらかというと働く人たちのものでもあります。

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講演を聞いている間ずっと、自分の会社ないしは自分の業界にどうやって応用できるかと考えていました。会社の仕事を“見える化”することはとても難しいこと。人は自分の仕事をクローズにしてしまいがち。そのことにより会社全体の流れが停滞する、どの会社にも日常的に起きていることだと思います。

ソフトなど先端技術を使うことにより、会社の効率化はもっと向上すると思うし、それにより利益も上がってくると思います。でもそれを従業員一人ひとりが理解し全社で取り組むことが、ソフトの開発よりも難しいことかもしれません。

「やはり“教育”だよ」と声が上がっていました。

Kiinovatorのコンセプトをもとに、何か新しいことを会社でも始めたいなと思うようになりました。

講演ありがとうございました!


沖縄の写真をアップしようと思いましたが、写真撮ってない… 撮った写真は食べ物ばかり(出張あるある)。一部ご覧ください…↓

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ソーキそば…
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ゴーヤチャンプル… 
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北海道にいないお魚たち…
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沖縄料理いろいろ…


同業者同士の会合でしたが、有益な情報交換ができ勉強になりました!いつも刺激になります。

3年ぶりの森林の市開催されました!

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旭川は30℃を超える猛暑になりましたが、たくさんのお客さんが来場されました。

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恒例のテープカットならぬ“ログカット”。

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木青担当の売店と縁日は涼みを求めて多くの人で賑わいました。

コロナ前と何ら変わらぬ人出でした。
たくさんのご来場ありがとうございました!

森林の市が3年ぶりに帰ってきます!

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開催は、7月30日。
来週の土曜日です。

場所は、いつもの永山の林業会館の広場です。

みなさんお誘い合わせの上、お越しください!

スペシャルゲストに“ミスアース”!気になりますね…

コロナ禍で2年間お休みしていましたが、毎年恒例の『旭川デザインウィーク』が今週末から始まります。

弊社もサポーターとしてイベントを応援しています。

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ちょっと変わったポスターの形。
何に見えますか?

北海道の形ですね。

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このタペストリーの使い方あっていますか⁇

ADW仕様車も今日から出動します!

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みんなでADW盛り上げていきましょう!

大安吉日、快晴の天気に恵まれ、お客様の新工場の竣工式にお招き頂きました。

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三年前の胆振東部地震で多くの森林が被災された森林組合さんです。復旧にはまだまだ時間を要するようですが、今回の新製材工場が木材加工の面で一助になれば幸いです。

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生産ラインは、ノーマンのロボットツインを中心に、再割には3台のツイン帯鋸、トリマー+自動積込機2台を据えています。

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ロボットツインはサーボドライブでアイドルタイムを極限まで無くしています。動きに無駄が一切ありません。

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バーカーはVKの60cmまで対応の機械仕様。


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チッパー機はヘイノラのドラムチッパー。大きな口でバリバリ飲み込んでいくので見ていて安心です。それでいてコンパクトボディ。最近の絶対オススメ機械のひとつです!

これから末永く機械を使っていただけるよう、弊社も全面的にバックアップしていきます!ありがとうございました‼︎

先日、林産技術普及協会の記念講演がありました。タイトルは『天然木第一主義に基づく国産広葉樹の活用に向けて』。お話しを頂いたのは朝日ウッドテックの社長様でした。

建物の壁やフローリング、家具に使われている木目の材料は、一見すると木材を使っているように見えますが、実は木材そのものではないことがあります。もしかすると多くの人が木材だと思っているものは、きれいに印刷されたシートかもしれません。印刷技術が格段に進化して、本物より本物っぽく魅せることができるようになったからです。

印刷シートが増えている中で、フローリングの突板に広葉樹の無垢材しかも国産材を使うことにこだわって製品開発を続けているのがこの会社です。木材の持つ特性を活かし節もそのまま残しているそうです。

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(ちなみに今回の講演はZOOMにて行われました)

実は現在流通しているフローリングの大半は印刷シートになっているそうです。

お宅のフローリングは本物の木材を使っていますか?きれいに印刷されたシートではないですか?

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今回の講演の中で興味深かったのは、消費傾向が変わってきていること。大量消費の均一商品を好む傾向から、こだわりのものを選ぶプレミアム消費が増えているそうです。確かにそうかもしれません。昔は日本人は他の人と同じものを好む(例えばブランド品とか)傾向でしたが、服装から髪型、ライフスタイルまで今は自分の好みにこだわりがあるかもしれませんね。

木材が持つ表情、木目であったり節であったりはどれひとつ同じものはありません。自分の感性に合った木材、木目や樹種を選ぶ時代が来ているかもしれません。

今年の講演会も大変貴重なお話しが聴けました。ありがとうございます。

2021年大晦日。弊社も無事仕事納めをし、新たな年へと向かっています。

2021年はコロナ禍の中スタートしました。昨年2020年は弊社も厳しい年を経験し、今年も年始は不安しか感じえないそんなスタートでした。

そのような中、木材業界は“ウッドショック”という誰も想像すらしなかった状況に陥りました。これほど木材の記事が新聞の紙面に何度も登場した年はかつて無かったのではないでしょうか。

日本に輸入材が全く入ってこない。この不測の事態に、輸入材に頼り切っていた日本の木材供給体制は混乱し価格が高騰しました。価格は高騰しても材がない。不思議な現象が起きています。木材は限りある資源ですから。

来年はより一層の材不足が懸念されています。われわれ機械業界も物不足は顕著です。鋼材資材は高騰し電気部品も納期すらわからないものが多数出てきています。モーターがない、インバータがない… 機械の納期も大幅に伸びてきています。弊社が取り扱う海外の機械の中には、納期2年というものも出てきました。

木材業界のこの転換期に弊社も陰ながら必死で応援したいと思っています。できる限り前もって準備を進めていきたいと思います。

今年も一年大変お世話になりました。来年も皆様にとって良い年でありますことを祈念いたしております。

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