"エアギターの町"オウルから北東へ車を走らせ、今回の目的地"クーサモ"に来ました。

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ロシア国境に近いこともあり、ロシア語の看板をちらほら見かけます。
フィンランドは隣国ロシアとの間に歴史的に長い確執がありました。

簡単に言えば、"侵略されてきた"歴史があります。

カレリアと呼ばれる土地が奪われたことは有名ですが、その他にもフィンランドの東側の国境が過去にたくさん占領されてきたそうです。フィンランド人と話をすると、先祖の土地が今はロシアなんだ、という話をよく聞きます。

車を走らせていると、トナカイの群れに遭遇。

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北海道でも国道沿いを走っていると鹿の群れが現れるように、フィンランドではトナカイがこんな風に姿を見せます。道路に飛び出してくるのも同じで、車との接触事故がかなりあるそうです。

実は、本物のトナカイを間近で見るのは初めてなのですが… これが意外と鈍臭い感じなんです。顔もなんだか抜けているし… 角も短い。

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こんなに近づいているのに避けようとしない…
だから車が避けてあげます。
インドの牛みたいですよ…

クーサモで製材工場を見学しました。
家族経営の木材会社では、フィンランドで3番目に大きな会社。
4工場持っていて、トータルで製材でおよそ年間60万立方挽いている(製材品で)。

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日本向けにラミナを輸出している。
日本では国産材利用が促進されているので、欧州からの製材は減っているかと思っていましたが、この製材工場いわく、日本への輸出は順調に増えているそうです。

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新しいヘイノラ社製のエジャーです。
処理枚数が半端ない。
順調な時には1秒に1枚のペースで処理していきます。
平均で1分間に45枚の処理能力があります。

一昔前のエジャーは、1分間に約25枚ほどの処理能力しかありませんでした。技術力が大きく進歩しています。