フィンランドから帰ってきました。
旭川空港に到着して、「寒い!フィンランドより寒い!」体がそう感じました。

フィンランドと言えば、「サンタクロース」。
サンタクロースが住んでいる町、ロバニエミに行きました。
ロバニエミ空港からすぐにサンタがお迎えです↓

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昨年もここに来ているので、昨年のブログでも触れていますが・・・

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ロバニエミで使われる熱源は、ここ半径数十kmから収集される間伐材林地残材を原料として、それを燃焼して賄っています。燃料の原料をチップ化するためのチップ工場から上の写真を撮影しています。チップを運ぶコンベアの一番てっぺんにいるのですが、見渡す限り森林しかありません。壮大で美しい風景です。

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ここフィンランドは、北海道でも始まるバイオマス発電、バイオマスボイラーの最先端を走っています。フィンランドでここ最近問題になっているのが、原料の獲得合戦。製紙会社が、パルプ材などの原料がバイオマス発電の方に流れてしまい原料確保ができない!とクレームをつけているようで、国を巻き込んでの大論争になっているそうです。日本でも懸念されている原料の引っ張り合いが起きています。法律的に規制をかけるべきだ、という方向でフィンランド政府は動いているらしい。こんなに森林整備されている国であっても!

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フィンランドでもバイオマス発電に対するからの補助は厚い。しかしいつも補助があるとは限らない。政府の方針が変わったり景況が悪くなると、補助はすぐになくなる。補助がなくなると、隣のロシアからガスを輸入する、中東から化石燃料を持ってくる。しかしまたしばらくして、やはりバイオマスに戻ろう!エコだ!という始まって、補助が再開する・・・ この繰り返しだと言っていました。ちなみに現在はバイオマスには逆風の時期だそう。

日本の進むべき道は?! 
発電事業を行う人、それを支援する人、そして電気を使うわれわれ、皆がひとりひとり勉強するべきですね。「北電が悪い、政府が悪い」というのは簡単。でも、使う我々も勉強してもう少し賢くなる必要があると思います。