ノルウェーとスウェーデンの国境沿いにある製材工場にお邪魔しました。
ノルウェーに降り立つのは初めて!です。オスロ空港に到着してまず目にしたのは、巨大な免税店。どこにあるかわかりますか?到着ロビーに出る直前の荷物受取所。自然と多くの人々が免税店に流れていきます。ノルウェーは、”最も税金が高い国”。ギネスブックにも載ったことがあるとか。”家に帰る前に免税店でショッピング”がノルウェーでは常識のようです。
今回お邪魔した製材工場の機械設備は20年以上経っており、一部機械更新がこの夏に行われました。当社が日本で販売しているヘイノラ社の製材ラインです。写真の家は製材工場の事務所です。北欧っぽいですね。
今回の機械更新で『カーブソーイング』システムを製材ラインに取り入れています。丸太はどうしても曲がっているもの。その曲りにならって製材するシステムです。日本の製材工場でもツインテーブルで、人の手によって曲りに沿って製材しているところもありますが、ヘイノラ社は自動ラインで曲りを製材してしまいます。
まずスキャナーで曲りを測定し、チップキャンター→ロータリーギャングの順でタイコ材を投入します。機械の前後のローラーで絶妙に曲りに沿って丸太を進めていきます。出てきた製材、曲がっているのがわかりますか?
カーブソーイングのテクノロジーは日々向上し、精度も上がってきました。
ノルウェーはオイル産出国。豊かな福祉国家を支える大事な産業です。オスロ空港は、そんな豊かさを象徴するように、贅沢な空間に、ふんだんに木材を使っています。
コメント