先日、宮崎県に出張しました。残念ながら、北海道民には馴染みのないじめっとした梅雨模様。。。

宮崎県木材利用技術センター」にお邪魔しました。県立の研究機関ですが、まず建物が立派!県産の杉を用い、金物を極力使用しない木造平屋建てです。
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センターに入ると早速、杉の巨木がお出迎え。日南地方で生産され、飫肥杉と呼ばれている。油気が多く弾力性があるのが特徴。この油が人工乾燥を難しくするとか。それにしても、樹齢100年を優に超えるこの丸太、どうやって製材工場で挽いたんでしょう!?
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杉の集成材の研究が盛んに行われ、実用化がかなり進んでいます。野球ドームのような巨大建築物(木の花ドーム)が県産の杉集成材で実際に建築されていると聞いてびっくり。さらに写真のような杉の構造材が橋梁にも使われています。北海道産のから松もこのように実用化できないものかと考えさせられます。
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実験棟も案内してもらいました。同じ形をした2軒の家。何が違うんでしょう???(わかったあなたは木材通!)
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1軒は乾燥材で作った家。もう1軒は乾燥していない木材で作った家。右の家が乾燥材で作った家で、左が未乾燥。右の乾燥家はしっかり建っていますが、左の未乾燥の家は釘が抜けたり隙間が空いたり。木材の乾燥がいかに重要かがわかりますね。

宮崎県はの生産量が日本一! 宮崎空港のセキュリティ検査の内装には杉が使われていました。木材が使われていると、それだけで落ち着きますね。
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