ベトナムは暑い、連日30度以上

ベトナムの交通事情。16年前と変わらないのはバイクの多さです。車社会に変わっているのでは?と思ってきましたが、圧倒的にバイクの数がまだ多い。昔皆の憧れだったホンダドリームは既に昔の産物となり、今はスクーターのようなカッコいいバイクが主流です。車は数はまだまだ少ないが、メルセデスやレクサスなどの高級車が増えました。
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大きな異変に気が付きました。「シクロが見当たらない!!!」 シクロとは自転車タクシーのこと。激しい値段交渉から始まり、ガリガリのおじさんがふらふらと自転車を漕ぐその光景はベトナムの風景のひとつだったはず。今の若いベトナム人に聞くと「シクロは観光客用にあるだけ」だそうだ。

日系の家具工場を視察しました。工場設備の大半は日本から持ってきた中古の機械。かなり年代物です。そして、なにより工員さんの数が多い。どのセクションに行っても工員さんの数が多く、特に女性が活躍しています。ベトナムでは「一家の大黒柱は女性」だそうで、器用で勤勉に働くようです。
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日本の家具工場もかなりの部分が手作業です。機械設備も更新されていない会社が多い。大きな違いは人件費がベトナムが驚くほど安いこと。よく言われていることですが、日本がベトナムや中国からの安価な製品に打ち勝つには、何か付加価値をつけなければなりません。製品の仕上げや加工精度を高めるなどの製品価値を高くしなければ、日本の製造業は間違いなく衰退するのではないでしょうか。現地に来てみて実感しています。