2018年04月
トレーニング
フィンランドに行ってきました。
もう雪は降っていませんでしたが、まだ湖や海には氷が張っています。
冬と春の気候を行ったり来たりの毎日でした。
トレーニングでは、機械を購入されたお客様が参加され、弊社からも社員が私含め同行致しました。
海外の機械を購入する時、その国の背景、文化や歴史、習慣や言語なども勉強するいい機会だと思います。
フィンランドでは、夏時間の始まりとともに始業が早く始まり、自ずと終業時間も早くなります。午後四時過ぎると工場にはほとんど人がいなくなります。早く家に帰って、日の長い夏を有意義に使うという考えがあるようです。
(スモークサウナ↑)
フィンランドの工場も日本人から見るとのんびりゆっくり仕事をしているように見えます。いつ覗いても皆で座ってコーヒー飲んで談笑してる。朝も昼も夕方も。でも 機械は納期通りちゃんと仕上がってきている。毎日の進捗スピードは逆に早いと思います。
よくフィンランド人と話すのは休みの話。日本は年間260日ほど稼働日数がありますが、フィンランドでは220日足らず。40日以上の違いがあります。日本人より40日多く休んでいるからといって 経済が停滞したり経営が厳しくなっているわけではありません。逆に日本より充実した生活、豊かな人生を送っているように見えます。
いい習慣や文化はなるべく日本にも取り入れたいと思います。「働き方改革」といって日本も今一生懸命ですよね。でもそこには長い時間と労力がかかる。文化の先進国ヨーロッパに学んで、日本人の働き方にも少しずつ反映させていけたらいいですね。
比較的長い出張になったので時間がフィンランド時間になってしまった。しばらく時差ボケとの戦いになりそう…
台湾の機械
WOOD TAIWAN 2018
台湾の木工機械展に行ってきました。
台湾の機械のレベルは年々上がっていて、欧米の最新機械の後を追うように次々と新たな機械を出してきます。
機械にもトレンドというものがありますが、日本よりもかなり敏感に動いているような気がします。
薄板を挽くのに 前回の展示会では横バンドソーが多く出品されていましたが、今回は フレームソーと、通常のバンドソーに送り装置が付いた機械が多く出展がありました。
脚物の部材を加工する機械も目立ちました。前回なかった5軸のCNCも登場し、技術開発の進歩が伺えます。
展示会の雰囲気もいいですね。各ブースの装飾も凝っていてカッコいい。参考になりますね。名古屋展よりもセンスがいい⁉︎と思ったのは私だけでしょうか。
日本の展示会と違うのは、エンドユーザー向けというより 機械ディーラー向けの展示会ということ。台湾自体は木材産業が盛んではありません。したがって輸出志向のものづくりがされています。だから各メーカーどこも英語を話すし売り込みも積極的でした。それと女性が積極的でしっかりしている印象を受けました。
今回は展示会なのでさわりだけでしたが、台湾の木工機械業界もかなり奥行きがありそうに感じました。