北の木工機械屋さん

北海道から世界を駆けるコーエキ社長のブログ  仕事のことからプライベートまで何でも記録しよう!

2016年05月

フィンランドからミラノに飛んできました。

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なぜなら、チャンピオンズリーグの決勝がミラノで開催されるから!?

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いつもはドゥオモを見るために行列ができていますが…
今日はチャンピオンカップを一目見るために長〜い行列が!
盛り上がってます!

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町中チャンピオンズリーグでお祭騒ぎです。
さすがサッカー大国。

さて、私はサッカーを観るためにミラノに来たわけではありません!(念のため)

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『キシレクスポ』木工機械国際見本市。

ホール数がまた減っていました。
前回の4ホールから、3ホールへ。
どこまで小さくなっていくのか。

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イタリアの大手木工機械メーカーのSCMがこの展示会にカムバック!!
不景気の中、イタリア国内でケンカしている場合じゃないですものね。

いわゆる大手機械メーカー"ビッグフィッシュ"たちのブースに人が集中している傾向が。特にこのSCM、ビエッセ、ホマッグ、ヴァイニッヒに人だかり。

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また"ビッグフィッシュ"が小魚を食べたようです。
ますます太っていきますね。
企業の吸収合併は欧州では日常茶飯事。

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"家族経営的"メーカーは我が道を進みます。
PADEのブースは今日も真紅の赤が映えています。
ちょっと閉鎖的ですが、、、

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中に一歩足を踏み入れると、新型の機械がずらりと並んでいます。

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面白い機械もありました。

メカ的な進歩は遅いので、どちらかというとソフトの革新、ネットワーク化、ロボット化、搬送の自動化に各メーカー力を入れている傾向にありました。ドイツから進んでいる"インダストリー4.0"の影響か。でもイタリアでは声高には叫ばれていないような印象を受けました。

チャンピオンズリーグはマドリード対決。
どちらが勝つのか楽しみですね!

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地下鉄の切符も決戦モード!

"エアギターの町"オウルから北東へ車を走らせ、今回の目的地"クーサモ"に来ました。

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ロシア国境に近いこともあり、ロシア語の看板をちらほら見かけます。
フィンランドは隣国ロシアとの間に歴史的に長い確執がありました。

簡単に言えば、"侵略されてきた"歴史があります。

カレリアと呼ばれる土地が奪われたことは有名ですが、その他にもフィンランドの東側の国境が過去にたくさん占領されてきたそうです。フィンランド人と話をすると、先祖の土地が今はロシアなんだ、という話をよく聞きます。

車を走らせていると、トナカイの群れに遭遇。

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北海道でも国道沿いを走っていると鹿の群れが現れるように、フィンランドではトナカイがこんな風に姿を見せます。道路に飛び出してくるのも同じで、車との接触事故がかなりあるそうです。

実は、本物のトナカイを間近で見るのは初めてなのですが… これが意外と鈍臭い感じなんです。顔もなんだか抜けているし… 角も短い。

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こんなに近づいているのに避けようとしない…
だから車が避けてあげます。
インドの牛みたいですよ…

クーサモで製材工場を見学しました。
家族経営の木材会社では、フィンランドで3番目に大きな会社。
4工場持っていて、トータルで製材でおよそ年間60万立方挽いている(製材品で)。

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日本向けにラミナを輸出している。
日本では国産材利用が促進されているので、欧州からの製材は減っているかと思っていましたが、この製材工場いわく、日本への輸出は順調に増えているそうです。

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新しいヘイノラ社製のエジャーです。
処理枚数が半端ない。
順調な時には1秒に1枚のペースで処理していきます。
平均で1分間に45枚の処理能力があります。

一昔前のエジャーは、1分間に約25枚ほどの処理能力しかありませんでした。技術力が大きく進歩しています。

フィンランドに来ました。

東京から9時間でヘルシンキ、今回はそのまま乗り継いでヘルシンキから50分、"オウル"という町にやって来ました。

「オウルってどこよ?」という方のために👇
(フィンランドの位置も確かめて、もう一度。)
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北極圏には達していませんが、フィンランドの北部ラップランドの入り口の町です。
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オウル空港の到着ロビー☝️
フィンランドらしいシンプルなデザイン。

オウルはかつて携帯電話のノキアの拠点があったという。
数年前にマイクロソフトがノキアを買収しましたね。
かつてはノキア関連のIT企業でここの産業は発展していたが、今は空きオフィスがあちこちにあり寂しい感じでありました。

時差ボケで朝早く起きてしまったので、早朝散歩に出る。
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朝5時だというのにもう太陽がこんなに上がってる。
フィンランドは来月には白夜を迎えます。
そして、長い夏休み(うらやましい!)。
会社勤め人で約1ヶ月、子供達は3ヶ月の夏休みがもらえるんですよ!

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フィンランドの主要都市に必ずある"マーケット"。

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マーケットの目の前にある謎の銅像⁉︎
銅像には何も記載がないので、??です。
港町だから港を警備する役人さんか....
(誰か知っていたら教えてください!)

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その昔、"タール"作りが栄えた時代もあったとか。
この樽はその名残り。

フィンランドの建築が好きです。
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バルコニーに全面ガラスを張った家が多い。
(人のうちを勝手に撮影…ごめんなさい)
木材もさりげに使われています。

冬はほとんど日光に当たらない分、夏にちょっと天気になるとこぞって外に出て日光浴を楽しむフィンランド人。そんな国民気質がこんなデザインを好むことになったのでないだろうか。

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アパートもこんな感じ。
どの家もキレイに手入れされています。

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最後に…
"エアギター"の世界大会が開催される町、オウルでした!

こどもの日。
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当麻町の新しい木育施設
『くるみなの木遊館』
子供と行ってきました。
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町産材をふんだんに使った建物。
木のぬくもりが感じられます。
子供たちの 笑い声 笑顔。いいですね。
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その奥にある木工機械たち。
コーエキもお手伝いさせて頂きました。
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木工教室もあります。
また子供たちと一緒に来たいと思います。

木育。
子供たちに感じて欲しいですね。
身近にある 木のあたたかさ。

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