北の木工機械屋さん

北海道から世界を駆けるコーエキ社長のブログ  仕事のことからプライベートまで何でも記録しよう!

2013年05月

旭川から車でよく出張に出ますが、その中で個人的に好きなルートがあります。

”旭川~層雲峡~三国峠~糠平温泉~足寄”を抜けるルート。
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夏は気候的に爽やかで、白樺並木を抜ける心地良いルート。春(ちょうど今頃)は、鹿が道路沿いにずらーっと並んで若葉を貪っています(鹿との事故多発地帯で、私も一度死んでいる鹿を更に轢いてしまったことがあります・・・)。冬はブレーキ操作を一歩間違えると、峠から真っ逆さまの超危険地帯。しかも、携帯の電波が1時間は繋がらない、交通量も少ない、で何かあっても連絡できない。。。

この辺一帯は大雪山国立公園に指定されており、その中にひっそりと温泉街もあります。”ぬかびら源泉郷”

その糠平に、新しい施設が今月オープンしました。
その名も、”ひがし大雪自然館
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丸々ひと冬かけて建設していたので、何ができるのかと楽しみにしていました。

早速寄り道・・・

館内はとても開放的。
展示物は、この辺一帯の自然を解説したパネル展示、鹿や熊などの剥製、昆虫の標本、水槽の魚達・・・ちょっと寂しい感じですが…今後は展示も増えるんでしょう。
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”ひがし大雪”という名はあまり耳にしたことがなかったのですが、大雪山の東側、つまり十勝側の大雪山公園を広く指すようです。大雪山というと、旭川から見る旭岳を中心とした大雪連峰が頭に浮かびますが、この東側の大雪山も美しい景色、広大な自然を観察することができます。

時間があればこのルート、ドライブしてみてください。癒されますよ~

2013NEW環境展

ドイツの展示会に続きバイオマス関連に注目。木質だけではありません。東日本大震災に伴うがれき処理、鉄、プラ、生ごみ、地熱、大気・・・ ”環境”というタイトルのもと多種多様な業種とメーカーが出店しています。写真のような超大型機械から小型機器まで色々。製材機械・木工機械を売っているので、やはり木質系バイオマス関連に目がいってしまいます。
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あるボードメーカーさんのプレゼンを聞いていました。
”リサイクルの優先順位”について。

1.リデュース
2.リユース
3.マテリアル・リサイクル
4.サーマル・リサイクル
5.適正処理
(知りませんでした、勉強不足です・・・)

3番と4番がリサイクル。どうリサイクルするかが重要。
3番のマテリアルリサイクルは、再加工して新しいものとして利用する、木質系でいえば例えばMDFやPBなどのボードに加工すること。4番のサーマルリサイクルは、燃料としてエネルギーに変換して再利用すること。

サーマルリサイクル。まさに今FIT施行もあってバイオマスは熱いですね。全国各地でバイオマス事業が始まろうとしている。「原料の取り合いになる」「原料の収集にコストがかかり合わない」など懸念事項もありますが、今まで放置されてきた低質材や林地残材を有効活用することは新たな事業を生み地方経済も活性化する。森林整備もより一層強化される。

一方の”マテリアルリサイクル”。なんでもかんでも燃やしてしまうのではなく、できる限り形として残して再利用する。人と調和して生活の中に取り込んでいく。もっともっと木を建物に使う、家具に使う、遊具に使う。それが炭素固定にも繋がっていく。
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どちらのリサイクルも大事。互いにバランスを取り合いながら再利用していくこと、が大事ですね。

ハノーバーの国際見本市には、2001年から通い始めて一度も欠かさず訪問しています。隔年開催で、今回で7回目。常連さんになってきました。毎年規模が縮小されていて、特に2009年大不況期からその傾向は強くなっています。

今回の展示会は、3~4ホールが会場から消え、各ホールも狭くなっていて寂しい感じ。ホマッグ、ヴァイニッヒ、IMA、SCMなどの巨大グループ企業勢が相変わらず勢いがあります。一方、中小のメーカーの展示数、機械出品数が徐々に減っている印象です。
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以前の展示会の規模であれば、一日で全会場を回ることは不可能でした。が、今回は1日でざっと見ることができる位の大きさにまとまってました。(ちなみに、同行したS課長の万歩計によれば、初日は2万歩、2日目以降もずーっと1万歩超えでした!)

会場に来ている来場者の国籍が多彩なのも国際見本市の面白いところで、各国の経済状況を反映しています。前回まで団体でどっと来ていた中国勢、ロシア勢が、やや個人単位に近い団体でこじんまりとしていました。日本人の数は前回よりぐっと増えていましたね。各団体やメーカーさん主催のツアーも好調のようでしたし、数人で出張に来ている人も多かった。
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”画期的、革新的”な機械を期待してわざわざドイツまで足を延ばすのですが、これまでにない斬新な機械というのは稀。木工機械業界は成熟しているので、これまでの技術の積上げにちょっとした工夫を加えていく。ハード面の進歩よりも、ソフトの面で常に技術が進化を続けています。IPADの操作のように、タッチスクリーン主体の操作盤を出しているメーカーも数社見られました。

デザインは確実に良くなっていて、木工機特有の緑色のごつごつした機械というのはもう皆無ですね。特にイタリアの機械はかっこいい。
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当社でも輸入機械を取り扱っていますが、国産機械メーカーの進歩が遅ければ、これからも輸入機械をお客さんに紹介していくことが増えていくでしょうね。一方、このヨーロッパの展示会で奮闘している国産メーカーさんが数社ありました。どんどん海外に進出して頑張って欲しい!日本国内だけで商売していると、視野もマーケットも狭くなりますからね。
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とりとめもなく書いていますが・・・今年は日本でも木工機械の展示会があります。ドイツに負けない活気ある展示会にしたいものです。
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次回のハノーバーの展示会は、2015年5月11日~15日!

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ドイツのハノーバーに来ています。

ここで世界最大の木工機械の国際見本市が開催されています。
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初日から世界各国から大勢の入場者が訪れ活気に満ちた展示会になりそうです。
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イタリア最大の木工機械メーカーのブースには木材で加工されたスポーツカーが展示(さすがイタリア!)。最新のテクノロジーを備えた機械が所狭しと並んでおり、各社凌ぎを削っての開発競争が繰り広げられています。
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巨大なグラップル。世界規模になると機械のスケールでかい!
今回の展示会も新しい発掘がありそうです。

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