北の木工機械屋さん

北海道から世界を駆けるコーエキ社長のブログ  仕事のことからプライベートまで何でも記録しよう!

2013年04月

旭川木青の総会が開かれました。
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地元の木材業界を支える熱意溢れる若き(?)リーダーが集いました。

通算55回を迎えた今総会。

会員の数は減れども、今残る会員は幾多の試練を乗り越えて、強靭な企業を築き上げてきました。

55回を迎えたということで・・・「ゴー!ゴー!」と祝杯を挙げて(林試場長様)、総会も無事終了いたしました。

VK5000バーカーは”エアシール”バーカーと呼ばれています。
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このバーカーの最大の特徴は、丸太の皮を剝く刃物の圧力(刃圧)をエアで調整できるようになったこと。

これまでのVKバーカーは油圧で刃圧調整を行っていました。油圧だと一度刃圧を設定すると刃圧の調整が容易ではありません。しかも丸太がローターの中に詰まってしまうと、”コケシ”状になるまで丸太が削られてしまう・・・

エアでの刃圧調整により、スイッチ一つで簡単に刃圧調整が可能になりました。しかも機械を回しっぱなしの状態で刃圧を変えられます。しかも送りローラー(カゴ車)が停止すると、エアが抜けて刃物が開くのでコケシ状態になることもありません。
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上の写真はこれまでのVKバーカーで剝いた丸太の状態。冬の北海道では丸太が凍結し皮が剝けづらい。そこで刃圧を上げると、、、写真のように木口を痛めてしまいます。
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エアシールバーカーだとこんなにキレイに剝けます。木口の削れもなく刃物の傷もほとんど目立ちません。歩留り向上すること間違いなし!

コーエキで古くから取り扱っているVKバーカー。北海道を中心に多くの製材工場で活躍しています。この度、十勝のお客様に新世代のVKバーカーを導入させて頂きました。
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VK10という初代バーカーを皮切りに、過去40年の間に、VK16, VK26, VK26MX, VK26SMX, VK90, VK450と次々に進化を遂げ、ついに新しいバーカーが発表されました。

その新しいモデルは、VK5000シリーズ!型式の数字の桁がまたひとつ増えましたね。

新モデル発表を機に、このブログで紹介させてください(連載スタート・・・?)

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今までのバーカーとの違いは・・・まずは機械本体そのものが重厚、強靭になり一回り大きくなりました。10年、20年と過酷な環境で使用されるバーカー。ヨーロッパでは一日数万本もの丸太を3シフトで挽く製材工場が増える中、いかなる環境下でも耐えうるバーカーが開発されてきました。
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”レゴブロック”(小さい頃遊んだ人も多いはず)のようにバーカーを組み立てていきます。
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レゴのブロックをはめるように機械を組み上げます。そして、レゴのように後々パーツを増設することが可能。例えば、ローターをもう1個付け足したり、根太削り(バットレデューサー)を後で加えてみたり。

将来生産量が増えたり、丸太の径が太くなったりした時、機械を丸々入れ替える必要はありません!オプションを追加したり入れ替えることで既存のバーカーを活用できます。

このバーカーの特徴は?利点は?・・・次回へ続く!

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