成田空港に到着。
日本の水際対策の最前線。
飛行機を降りても自由に行動することは許されません。

飛行機を降りると、係員が一人待っていて、搭乗者全員まとまって動くよう指示されます。学校の遠足のように行列になって、誰もいない広い空港内をひたすら歩いていきます。

ここから色々な手続きが待っています。

①必要書類の提出
宣誓書、健康チェックシート、待機場所等々の書類への記入を求められます。たくさん書類がありすぎて途中でわけわからなくなります。でも大丈夫!”おもてなし”の国ニッポン、常に職員さん(おそらくバイト)がそばにいて補助してくれます。記入漏れなどもすぐにチェックしてくれる。日本は優しい国だと改めて思いましたよ。

記入した書類と、ワクチン接種証明書、PCR陰性証明書を提出。フィンランドで足止めされたイタリア語の陰性証明書は大丈夫か…⁈不安がよぎります。

でも、職員さん「これ有効です‼」と言ってくれました。ホッ。

②PCR検査
次に、PCR検査を受けます。サンプルは唾液。ちなみにイタリアでは鼻からのサンプルしか認めてくれません(鼻は痛い!)。

結構な量の唾液を求められます。隣のおじさんは、唾液が出なくて必死でしたよ。

それにしても、日本に入る前に海外でPCR検査を受けてきたのに、日本に入ってまた検査を受けるのはちょっと理解しがたい。どちらか一つにすべきだと思います。入国するために2回もPCR受けさせるのは世界でも日本だけですよ。

③アプリの確認
PCR検査の結果を待つ間にもやることは色々あります。続いては、自主隔離期間に必要なアプリの確認です。”MySOS"というアプリを入れます。このアプリで、現在地情報、健康状態の報告、待機場所の登録を行います。要は、”監視”されます。

④メールアドレスの確認
流れ作業で次々と確認作業が行われます。メールアドレスも登録され、メールがちゃんと届くかの確認もされました。メールアドレスがどのように活用されるかは不明ですが…

⑤その他
他にも手続きが続きました。書類たくさんあって、正直今となっては覚えていません。

⑥PCR検査結果
最後に、PCR検査の結果をもらって終わりです。
もちろん、陰性です↓
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こんな陰性証明書です。強制的な検査なので費用は掛かりませんでした。

ここから先は、いつもの帰国の流れです。
パスポートコントロール→荷物ピックアップ→税関
税関では珍しくカバンを開けられました。税関職員相当暇だったか。

自主隔離のため私は成田のホテルに泊まります。

自主隔離者は”公共交通機関”は使ってはいけません。
そこで、隔離者専用のバスがあるんです↓
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公共交通機関を使わないで、例えば自分の車で空港から自宅まで帰れる人は、自宅に帰って待機することが可能です。島に住んでいて、本土と橋でつながっていない人たち、北海道民はどうやっても帰ることができない!車でフェリーで、と考えましたが、フェリーは公共交通機関なのでダメなんです。

最後の手段は、津軽海峡を泳いで渡るしかない…⁉
遠泳の練習して次の出張に備えます 笑


さて、長い長い隔離生活の始まりです…