世界の国民性を描いた本を読むことが好きです。今まで読んだ本は…
『フランス人は10着しか服を持たない』
『5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人』
『最後はなぜかうまくいくイタリア人』

「イタリア人はなぜかサングラスを夜でもかける、そして意味なく頭にかけてみたりする…」そうそうその通り!と思うことがある。

フィンランド人の気質や生活様式をうまく表現している本読みました↓

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幸福度ランキング世界1位のフィンランドです。“幸福度”の定義は数量で表せないので比較が難しいと思いますが、日本は58位だそうです。

フィンランド人と仕事を一緒にしたり、メールや電話でほぼ毎日やり取りをしているので、フィンランドは当社にとってとても身近な存在です。日本でも最近ムーミンがブームになっていたり、サウナも若い人を中心にブームになっています。日本でもフィンランドという国が身近になりつつありますね。一方で、フィンランドってどこ?地理的にはわからない人が多いのも事実ですね。

幸福度の定義はここでは、自分の人生が幸せに感じている人が国民の中でどれだけ多くいるか?ということだと思います。特にこの本の中で多く語られているのはフィンランド人の働き方。夏休みは最低一ヶ月休む、夕方3時も過ぎるとほとんどの人が帰宅する、といった働く時間の短さ。一方では仕事の内容が濃くプロフェッショナル意識が非常に高い。日本人との働き方の大きな差は、フィンランドは仕事の自由裁量権が広く、個としての責任感が強い。日本と比べると若い頃から仕事を任され、一人で動くことを求められ自分の意思で動く。日本人より“大人な”振舞いをしているように見えます。

休みの使い方もフィンランドではお金を使わずに過ごします。湖のそばのコテージで過ごす、家を自分で直す、もしくは自分で建てちゃう、狩りにいく、ベリーを摘みに行く、自然の中で過ごすことが多いですね。質素でシンプルな生活の中に幸せを感じている国だと思います。日本はどちらかというと旅行に行くとか買い物をして物欲に幸せを感じる人が多い気がします。

この本を読んで今の働き方や人生の価値観を考えさせられました。ステイホームなGWに本を読むのもいいですよね。