北の木工機械屋さん

北海道から世界を駆けるコーエキ社長のブログ  仕事のことからプライベートまで何でも記録しよう!

ヨーロッパに行くと、建物にふんだんに木材を使っていることに気づきます。

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パリの空港。 

天井と内壁に木材がびっしり貼られています。 近づいてよーく見てみると、製材の幅も厚みもバラバラ、モルダーもかけていないので肌はザラザラ、帯鋸の洗濯板肌まで目立ちます。

これでは、日本では受け入れられないでしょうねぇ。 
でも、ヨーロッパは、これでいいんです。 
上の写真どうです? 美しいですよね。   

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これは、パリの新しいターミナル。
さすがに製材寸法は整っていました。
キレイにモルダーもかかって、表面はツルツル。

最近は日本でも公共建築物木材を使うことが奨励され、また地産池消の観点から地方自治体が積極的に地元の木材を使おうとしていますね。 地元旭川も一新され、道産のタモが使われています。

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長い出張から帰ってきて、木の香りがする、温かく迎えてくれる、ホッとする、そんな旭川駅です。

今冬も、寒さ厳しく雪多い、いつも北海道の冬でした。

そんな厳しい冬の中、道内各地でプラント工事を行ってきました。

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その中の一つ、新しい製材工場落成式を迎えました。

先代の時代から、当社の機械を使って頂いている森林組合さんです。

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多くの業界関係者がお祝いに駆けつけ、盛大に式典が執り行われました。

生産規模は比較的小さな製材工場ですが、無駄な贅肉を削ぎ取ったコンパクトなシステム構成になっています。

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本機にはノーマンツインを設置。

最新鋭の頭脳を持った無人本機、再割には従来通り人の力を使い力強く製材する。

日本の新旧の製材方法をうまく融合させたラインとも言えます。


祝賀会で感謝状を頂きました。

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感謝すべきは当社の方です。

組合長はじめ職員の方々は本当に温かく、大変お世話になりました。

工事に関わって頂いた関係業者さま、当社担当スタッフ、本当にお疲れ様でした。。。 

みなさんに感謝です。

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初めての中国出張です。

広州の空は、雨期の始まりの空模様なのか、大気汚染の影響なのか、いつも薄暗い感じでした。 写真左に見えるは、広州塔、遠くから見るとスカイツリーにちょっと似ていますね。 

家具、家具部材、木工機械が一堂に会した巨大展示会に行きました。写真の右側に見える建物が、展示会場ですがこれはほんの一部。今まで世界各国の展示会を訪れてきましたが、これほど大きな展示会は中国が初めてですね。

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展示会面積も広いが、人も多い! 今回の訪中で、中国の規模(スケール)の大きさと、中国経済の勢いを肌身に感じてきました。 日本にいて報道で見聞きする中国とは違った、本物の中国の姿を見せつけられ圧倒されていました。

中国の木工機械は・・・

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欧米や日本の木工機械の真似じゃないか?と言う人も多いですが、日本の木工機械もそもそもは欧米のコピーでした。 NC加工機なども、ヨーロッパのそれにそっくりですが、ただのコピーではありません。ドイツ人やイタリア人と一緒になって機械製作に取り組んでいるメーカーが多く見かけられました。

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今はまだ精度や耐久性に疑問が感じられる機械が多かったですが、中国人の技術力、習得力を持ってすればあと数年もすれば、世界トップレベルの機械を送り出す可能性も否定できません。楽しみである一方、日本にとっては大きな脅威になるかもしれません。

それにしても、中国人は商売熱心! 展示会場を歩いているとあちこちから声はかかるし、自社のカタログを一生懸命配っています。 日本人が失いつつある、”売る”ことに対する真剣さ、情熱をすごく感じてきました。

北海道は今冬最後(?)の大雪が来ていました。

フィンランドからVK社の技術者を迎え、技術指導のトレーニングを行いました。
同じ北国のフィンランド、今年の冬の天候は? 例年になく暖冬だったそうです。

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昨年製材工場で導入頂いた”エアシール”バーカーのメンテ指導が今回の目的。

従来のVKバーカーは、刃物の刃圧を油圧で設定していましたが、このバーカーは名前通り、”エア”で刃圧を調整します。

エアを閉じ込めて圧力をかけるので、各所に”シール”が入っていて、エアが抜けるのを防いでいます。シールも劣化していきますから、刃物が付いている”ローター”を分解して、シールの状態をチェックします。

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VK社の技術員の指導のもと、当社スタッフ、お客様の技術スタッフさんと一緒になってトレーニングを受けました。もちろん会話は英語ですが、機械という共通概念を通しての会話なので、なんとかなるものですね。

外国の機械ですが、パーツ一つ一つが精巧で頑丈に造られています。機械内部を分解して改めて技術力の高さに感心! VKバーカーが何十年もの間、故障もなく動き続ける理由がよく理解できました。

今回のトレーニングで、当社スタッフの技術力も更にアップ!(英語力もアップ?)しました。

修理の際はぜひご一報を・・・・・!

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