北の木工機械屋さん

北海道から世界を駆けるコーエキ社長のブログ  仕事のことからプライベートまで何でも記録しよう!

サヴォンリンナ” 
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森と湖の国』と言われるフィンランド。 その中で、人気の高い保養地の一つが”サヴォンリンナ”です。 フィンランド東部、ロシアとの国境も近い。 最近は富裕層のロシア人がこの周辺の別荘を買い漁っているそうで、地価も上がっているとか。 フィンランド人が、「買えない・・・」と。

HEINOLA社モバイルチッパー
山の中を移動して歩いているので、探すのも一苦労。 トラックを改造して、チッパー機とクレーンを載せて走ります。 フィンランドでは、伐採の後、林地残材を林道そばに一山に集めておきます。 一年ほどそこで天然乾燥させると、モバイルチッパーの出番です。 森林の至る所にある林地残材を燃料チップにして、近くのバイオマスボイラー施設に運んでいきます。
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HEINOLA社最新製材ライン。
ヴィエルマキ(Vierumaki)の大規模製材工場を訪問。 先月搬送機械の大幅な入替えと、オートメーションの更新が行われました。 メインの機械(バンドソー、チップキャンター)はそのままに、前後の搬送機械を入替え、3Dスキャナーを導入し、無人のオートメーションラインに大幅更新を行いました。
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機械自体の寿命は長く、15~20年使うのは当たり前。 ただし、電気や制御設備はITの発達と共に更新が早くなってきています。 電気関係の更新は、工場の合理化が伴い、生産性向上、歩留りUPに貢献します。

マッカラ”(makkara)
フィンランド語でソーセージのことで、フィンランド人は総じてこのマッカラが大好き! 北海道民が夏に外でジンギスカンをやりたくなるのと同様、フィンランド人は外でソーセージを焼いて食べるのが好き。 そして、食べた後はビールとサウナで一日の疲れを癒します・・・
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フィンランド出張です。

機体が”マリメッコ”柄で彩られているのは、女性旅行客が多いからでしょうか。 機内の毛布から紙コップまでマリメッコ尽くしです。 今春からJALもフィンランド間を就航し、ますますフィンランドに行きやすくなりました。 ヘルシンキのパスポートコントロールには日本人の長蛇の列。 今まで見たことない・・・
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さらにラップランドの入口、ロバニエミまで国内線飛行機で飛びました。 もう紅葉が始まっています。
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フィンランドでは”バイオマス”が発達しています。 小さな町一つ一つに木質のバイオマスボイラーやバイオマス発電が設置されていて、町の電気や温水を賄っています。 ロバニエミにも木質のバイオマス発電所があり、今回は、原料となる燃料チップを製造している工場を訪問しました。
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年間40万立方の燃料チップを生産。 原料土場には、周辺から収集された間伐材や林地残材が高く積まれています。 チップコンベアの天辺まで登ってみた。 足がすくむ・・・・・ でも最高の眺めです!
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チッパー機は、HEINOLA社の1310型ドラムチッパー。 500kWのモーターを搭載するマンモスチッパーです。
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ロバニエミにはサンタクロースが住んでいる! サンタクロースのオフィスもあるようです!(写真下) が・・・ 11月23日までお休みですって・・・ 残念!
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ここは"Arctic Circle"。 北極圏に初めて足を踏み入れました。
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天売島から約4km、隣り合わせにある島、焼尻島

お隣さん同士であるのに全く違った特徴を持つ。天売海鳥の繁殖が盛んであるが、天売のように断崖がない焼尻に海鳥はあまり生息しない。それから、天売は多くの樹木がその昔薪のために伐採されたのに対し、焼尻には鬱蒼とした原生林がまだ残っている。DSC00661












この島の樹木の成長の特徴は、地を這うように枝葉が伸びること。上の写真”オンコ”(イチイ)は高さ1m足らずなのに円周でなんと30m!なんでこんな奇妙な形で成長するのか?日本海に激しく吹く強風の影響や、冬の積雪による重みによるもの、深い森のため陽光を求めて成長したためとか。

焼尻の森の中には、こんな奇妙な形に育った木々があちこちに存在する。下のオンコの樹、「奇木 竪琴の木」と名付けられていました。そう言われれば、そんな形に見える。
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続いて、巨木”アカエゾマツ”。推定樹齢は、なんと300年!樹皮の繊維が長くて、VKバーカーでも剝きづらく苦労する樹種の一つです。
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アカエゾマツを始めとする針葉樹は薪としてほとんどが伐採されてしまった。でも、この大木だけが残った・・・ なぜか?

古木の伝説・・・ この場所にはテングが住んでいた。ある日教えを聞かずに木を伐りに行った人が、伐った木の下敷きになって死んだ・・・ それからは誰も伐る人がなくなったそうです。」との説明書き。なるほど。

島をのんびりサイクリングしていくと。なんとも意外な風景が・・・・・の牧場です!足と顔だけが黒いサフォークという種類と羊。
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焼尻には羊の敵になるような猛獣がいません。羊たちはのびのびと潮風に吹かれながら自然に育っている。この焼尻の羊、東京の銀座にあるような高級料理屋に行って、数万円のコースになるそうな。牛でいうと神戸牛、羊といえば”焼尻羊”といったところかな。
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今日18日(日)、テレビ番組「ほこxたて」の”離島対決”で、天売焼尻が沖縄の離島と対決するそうだ!頑張れ、北海道の離島!

北海道の盆はあいにくの模様。それでも少ない休みを満喫すべく北海道の離島へ。羽幌から高速船で走ること1時間弱、まずは天売島へ。

ここ天売島は、オロロン鳥ウトウなど海鳥の繁殖地として有名。断崖絶壁は海鳥たちが営巣できる絶好の地。”赤岩展望台”のウトウの巣穴の密集地帯には圧倒されます。
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天売ブルー”(勝手に名付けました) どんなに天候が荒れていても透き通ったブルーを讃えると言う、天売島の青い海。今日も荒れ模様だったが、海は美しい。
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そして、天売の楽しみといえば、ウニ!! そして海鮮料理
番屋」さんという食堂で、うに丼炭火焼をいただきました。安くて見た目通りうまい!(これはまだお昼ご飯ですよ・・・)
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そして、人間の数より断然海鳥の数が多いこの島(島民およそ3百人、鳥100万羽!)では、人間の存在なんかちっぽけなもの。天売島に訪れた多くの人々は、その姿をに変えてしまうという・・・・・
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そして、この島の島民たちは痛風になる可能性が極めて高いという(観光バスのお兄さんの話)。なぜなら、こんな豪勢な海鮮料理を毎日毎日ごくごく普通に口にするから・・・ う~ん、納得です!(これは宿「大一」さんの夕食)
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明日はお隣焼尻島へ!

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